「まぁね。色々あるんよ、あたしにも」 「そうか。大変なんだな、サキも」 昨日までは年下だと思ってあまり気にしていなかったけれど、こいつもちゃんと男なんだよなぁ。 傷が治りきれていない腕はガッシリしているし、腹筋は美しく割れていた。 喉仏もしっかり出っ張っているし、手なんてあたしのふた回りほど大きい。 見た目だけは、やっぱり好きなタイプ。 ちょっと間違うと惚れてしまいそうだから、あんまり見ないようにしよう。 好きな人がいなくなった今、間違いが起こりやすい。