ロンリーウルフ


レイヤは残り3分の1ほどの納豆巻きを一気に口に押し込み、しばらく咀嚼してごくりと飲み込んだ。

そして作っておいた麦茶をグラスに注ぎ、ごきゅごきゅと喉を鳴らして飲み干した。

「で、サキの母ちゃんは?」

「は?」

「いくつなの?」

「50歳」

「ふーん。美人?」

「全然」

レイヤは大して興味などなさそうな声で、次々と質問をしてくる。

「親父さんは? イケメン?」

「まさか。ただのヘタレハゲ親父」