「せやったら学費も生活費も、全部自分で出したるわ。ほんなら文句ないやろ!」 そう啖呵を切って、あたしは実家を出た。 入学金やらこの部屋の敷金やらは、自ら祖父母の家に頭を下げに行って貸してもらった。 今でも月々返済している。 学費は奨学金で賄い、生活費はバイトをして稼がねばならない。 そんなわけで、あたしには普通の女子大生よりも多く稼ぐ必要がある。 だからキャバクラでホステスとして働いているのだ。