一週間ぶりの母からの留守電。 昨夜の仕事中にかかってきたものだが、それを聞いて心の中で叫ぶ。 「もう電話せんでええわ」 起きて早々聞いた留守電は、大学生の娘に金を請求する電話だった。 実家は潰れる寸前の洋食屋だ。 数年前、父が脱サラして始めたものの、一向に軌道に乗らないのだ。 肉代が払えない? 4万円? そんな店やめてしまえ。 何であたしがそんな店の尻拭いせなあかんねん。 つーかお仕事頑張ってってどないやねん。 あたしは学生やーいうねん。