ロンリーウルフ


レイヤは一息おいて、

「知るかよ。あいつ、何かあるとすぐに泣くんだよ。めんどくせー」

女の武器を使いすぎた代償か。

「追いかけてほしいんだよ」

「追いかけねーよ。あいつとは別れた。そんな義理もないし義務もない」

レイヤはそのままあたしの家の方に足を進めた。

だけどすぐにこちらに戻ってきた。

どうしたんだろうと首をかしげると、腕を掴まれそのままキスをされた。

ヒゲもないし、唇はプルプル。

しっかり触れ合わせて、数秒で離れる。

「俺が好きなのは、お前だから」