ロンリーウルフ


あの子はきっと、本当にこのクソガキが好きなんだ。

傷だらけでアザたらけ。

そんなこいつを見て、本気で心配してるんだ。

付き合ってたのに、どうせこのガキが自分勝手に捨てたんだろう。

それに納得いかなくて、ここまでついてきて、怒鳴られたあげく、胸ぐらまで捕まれて、他に女まで出てきちゃって。

可哀想に。

同情するよ、マキちゃん。

今頃泣いてるんじゃないだろうか。

「ねぇレイヤ」

「あ?」

「あの子きっと、泣いてるよ」