「何しとんねん!」 あたしは思わず男の肩を掴んだ。 金髪の最低男ことレイヤは、あたしを見るなり舌打ちをして女を解放した。 女はアッシュベージュの巻き髪を整え、つけまつげとアイライナーでガッチリ武装した目をこちらに向けた。 あたしは構わずレイヤに怒鳴り散らす。 「女に手ぇ出すなんて、お前ほんま最低やな!」 不良だしケンカのひとつやふたつ、するもんだっていうのもわかってる。 自分勝手に人の家に居候する無茶苦茶な野郎だというのもわかっている。 でも……さすがに見損なった。