「私は今まで、何も知らないで生きて来たから、
この一団の真の目的とか、
詳しいことはわからない、
ただメシアを世に送り出すんだって、
純粋に信じてここに居る。
メシアって、救世主のことでしょ?
救世主って、
困ってたり、苦しんでたり、
・・・悲しんだりしてる人を、
助ける人でしょ?
そういう人を世に送り出す計画に、
反対する人なんか居ない。
私達、
力を合わせなきゃならない時なんだよ、
シンも、
狐も、私も夕子も、ここに居る皆、
全員、
たった一つの目的、
メシアを生むことに向けて、
力を合わせて、頑張ればいい・・・」
「・・・」
「皆、目的は一緒。
立場が違うだけ。
誰の価値が高いとか、
誰が一番大切かとか、じゃなくて、
それぞれの役目を果たすために、
協力し合うだけ」
自分自身に、言い聞かせるような思いだった。
「だから夕子を守る人、
としての、私の立場に、
私は不満なんかない、
私は強い戦士になるよ、
私は、
私の役目を果たしたい、
私にできるかもしれないことに、
挑戦したい・・・」
私が言っているんじゃない、私の魂が、
私に言わせている。そんな感覚だった。
狐は眉根を寄せ、難しい顔をしたが、
夕子は唇をきゅっと結び、少し、涙ぐんだ。
「ありがとう、ゆうこさん」
シンは緊張の解けた顔で、お礼を言って来た。
組織分裂の危機に、
シンはシンで恐怖していたようだ。
何がそこまで、
シンを動かすのだろう。
目的を達成するためなら、
命を投げ出す、
というニュアンスの、発言さえしているシンの、
事情が知りたい。
「夕子の月経はあと5日で始まる、
それまでに祝福を受けて、
受胎しなきゃならない、
一刻の猶予もないよ・・・!
頑張ろう!」
シンが鼓舞するよう、声を張上げた。
聖職者と坊主が、一斉に拍手した。
黒人ガードマン達は、日本語がわからないようだった。
*
この一団の真の目的とか、
詳しいことはわからない、
ただメシアを世に送り出すんだって、
純粋に信じてここに居る。
メシアって、救世主のことでしょ?
救世主って、
困ってたり、苦しんでたり、
・・・悲しんだりしてる人を、
助ける人でしょ?
そういう人を世に送り出す計画に、
反対する人なんか居ない。
私達、
力を合わせなきゃならない時なんだよ、
シンも、
狐も、私も夕子も、ここに居る皆、
全員、
たった一つの目的、
メシアを生むことに向けて、
力を合わせて、頑張ればいい・・・」
「・・・」
「皆、目的は一緒。
立場が違うだけ。
誰の価値が高いとか、
誰が一番大切かとか、じゃなくて、
それぞれの役目を果たすために、
協力し合うだけ」
自分自身に、言い聞かせるような思いだった。
「だから夕子を守る人、
としての、私の立場に、
私は不満なんかない、
私は強い戦士になるよ、
私は、
私の役目を果たしたい、
私にできるかもしれないことに、
挑戦したい・・・」
私が言っているんじゃない、私の魂が、
私に言わせている。そんな感覚だった。
狐は眉根を寄せ、難しい顔をしたが、
夕子は唇をきゅっと結び、少し、涙ぐんだ。
「ありがとう、ゆうこさん」
シンは緊張の解けた顔で、お礼を言って来た。
組織分裂の危機に、
シンはシンで恐怖していたようだ。
何がそこまで、
シンを動かすのだろう。
目的を達成するためなら、
命を投げ出す、
というニュアンスの、発言さえしているシンの、
事情が知りたい。
「夕子の月経はあと5日で始まる、
それまでに祝福を受けて、
受胎しなきゃならない、
一刻の猶予もないよ・・・!
頑張ろう!」
シンが鼓舞するよう、声を張上げた。
聖職者と坊主が、一斉に拍手した。
黒人ガードマン達は、日本語がわからないようだった。
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