「お前、童顔なのこれでもきにしてるんだぞ?」





「まあ、真斗は歳をとらないでいいじゃんか」





詠士も茶化すように、真斗の頭をわさわさと触った。





そんな二人の光景をみていると、自然に笑みがこぼれる。






本当に、仲が良いんだな。





「それにしても、やっぱりMISAって人気なのね。グッズすごい列じゃない」






確かに、グッズ売り場は長蛇の列で、最後尾が階段の所まで続いていた。





「私たちも並ばないと、ライトかタオルくらいは欲しいし」






「そうだな」






私たちは、最後尾へいきグッズを買うだけでも一時間かかることを覚悟した。