ときどき


不健全な夢を見て
不健全な本を読み





いつもは真面目に仕事がんばっていて


1年つきあっている彼女にはキス以上のことはしてこない。




「変なの…」




隣を見上げてつぶやいたら


樹はカレーパンをほおばりながら


空を見上げて「うまっ」と言った。