でもってわたしが車から降りるとすぐには発車せずに、樹はわたしが門の中に入るまで待っていてくれる。 それから窓越しに片手を上げてもう一度笑い、彼はスーッて車を出すんだ。 これがいつものパターン。 家の前の道が交通量少ないくせにやたら広くてホントよかった。 車がデカいから小さな道だと入れないもん。 てゆーか… 樹は淋しくないのかな? 何で会えなくっても平気なの? 遠ざかるエンジン音を聞きながら そうヘコむのもいつものパターン。