「何が?」 「わ、わたしは樹のこと好きだよ? 人としても好きだけど、男の人として大好きだよ? そんな…子供じゃないもん。 あーゆーことだって、でっ、出来るもんっ」 すごーい恥ずかしいことを言った。 しかも、今、告ったよね、わたし―― 口を半開きにしたままフリーズしている樹が目に入ったけれど もう顔とか見れなくて… 下を向いてじっとしていた。 う、自滅。 何言っちゃってんだろ? な、泣きそうだ。 せめてそれだけは避けたい。