「可愛い…けど、もうちょっとここにレース付けて、物足りないからセットでネックレスでもつけちゃえば?」 「成る程ー。流石ね、奈緒!センス良すぎ!!」 お母さんは満面の笑みであたしを見る。 「どうも…」 あたしは恥ずかしくなって視線を逸らした。 でも、一つ言わなければいけないことを思い出して、逸らした視線を戻す。 「そう言えば…お母さん」 「何ー?」 「あたし、またばれた」 あたしがそう言った瞬間、お母さんの顔が引き攣る。 「またって…あんた、まさか……」 「うん。正体、ばれちゃった」