天に向かって祈ること約10秒。渡辺が笑みを浮かべ、口を開いた。 …き、キタぁあああっ! 「ごめん、あたし達…――彼氏いるんだ」 「「「………え゙」」」 「あ、ほらやっと来た!じゃあ、あたし達行くね。バイバーイ!」 「「バイバーイ!」」 三人は見たことのない笑顔を俺らに向け、彼氏の元に走って行った。 「「「……」」」 「……俺ン家でゲームしよっか」 「「……そうだな」」 静かに帰って行った、俺らだった…。