*ジョアンナ・シュバンス


長い黒髪を靡かせた魔女。イメージはとにかく黒と赤。でも赤だとジアと被るので黒が強いイメージです。狂気を感じさせるときは赤が濃くなる、そんな感じです。


敵と言えば敵ですが、最初から用意していたとはいえ、結構悲しい設定だったなぁと。彼女だけを責めるわけにはいかないです。本当に。


ジアにも言わせましたが、故意に破壊を生むことはどんな理由があっても許されないと思います。というか許される世界だと困っちゃう。
ただ、理由も知らずに責め立てるのは、ジアにさせたくなかったんですよね。だから彼女の過去に戻るシーンを作りました。


あとはジョアンナとヴィステン、ジアとキースの関係ですかね。
本編でもあった通り、行かせてしまった点、つまりいい子のフリをして追い掛けなかった点は同じなんですよね。というかその時点までは同じ道を歩んでいるんです、ジアとジョアンナは。
ただ違ったのは、追い掛けたかどうかということ。その差を出したかった。
意地っ張りというか、素直になれなかった切ないカップルなんです、ジョアンナとヴィステンは。


ただの悪を描きたかったわけじゃなく、誰にでもこうなる可能性があるよなぁという意味でのジョアンナという存在でした。
だから一応は敵なんだけど、死ぬというオチにしたくなくてああなりました。まぁ、主人公であるジアにとどめをさせって言えないですしね…。


どうなったかは詳しく描写していませんが、もう誰の手の届かないところに行ってしまったと思っていただければ良いかと思います。
多分、きっと…幸せだと思います。