「この奥の間での仕事が僕と君の主な仕事になる。」
そう言いながらシャリアスは大きな鉄の扉に手をかざした。
たったそれだけで鉄の扉の鍵は消え、扉が勝手に大きく開く。
ジョアンナのいた部屋は北の塔の一角だ。
最上階の小部屋。窓からは黒こげのヴィトックスが微かに見えた。
「中へどうぞ。」
手招きをされて鉄の扉を越えると、自動で閉まる扉。
―――ここにも魔力が働いているようだ。魔力の気配がさっきから途切れることがない。
地下牢のような薄暗く冷たい部屋。
石造りの、音のない空間。
灯りらしい灯りはシャリアスが手に灯している魔法の火だけだった。
「このハルアトス王宮には魔法を使える者が3人。
ジョアンナ様、僕、そして君。」
「たった…それだけ…。」
「それだけと今は思うかもしれないけれど、じきに君も気付くよ。
それだけで充分だと、ね。」
シャリアスは小さく微笑みながらそう言った。
そしてそのまま、さらに奥へと歩みを進めた。
そう言いながらシャリアスは大きな鉄の扉に手をかざした。
たったそれだけで鉄の扉の鍵は消え、扉が勝手に大きく開く。
ジョアンナのいた部屋は北の塔の一角だ。
最上階の小部屋。窓からは黒こげのヴィトックスが微かに見えた。
「中へどうぞ。」
手招きをされて鉄の扉を越えると、自動で閉まる扉。
―――ここにも魔力が働いているようだ。魔力の気配がさっきから途切れることがない。
地下牢のような薄暗く冷たい部屋。
石造りの、音のない空間。
灯りらしい灯りはシャリアスが手に灯している魔法の火だけだった。
「このハルアトス王宮には魔法を使える者が3人。
ジョアンナ様、僕、そして君。」
「たった…それだけ…。」
「それだけと今は思うかもしれないけれど、じきに君も気付くよ。
それだけで充分だと、ね。」
シャリアスは小さく微笑みながらそう言った。
そしてそのまま、さらに奥へと歩みを進めた。



