ハルアトスの姫君―君の始まり―

「僕は君が好きだよ。ピュアラズリに誓う。
ずっと傍にいる。君が嬉しい時も悲しい時も。だからもう一度…僕の名前を呼んでほしい。」


シュリの両目から涙が一筋同時に零れ落ちた。
呼びたい、呼びたい。あなたの名前をもう一度。
そう強く願って、喉に手をあてた。


「シュリ…?」


優しいあなたの名前を呼びたい。
シュリが願ったのはそれだけだった。















「シャリアス…。」


愛しいその名は自然に口から出た。
シャリアスは一瞬驚いたように目を丸くした後、すぐに目を細めて温かく微笑んだ。


その笑みにつられるように、自分もぎこちなく微笑んでいた。