「どうだった?」


葉音から返事を貰った私は、遠くで見守っていた瑞希と栗林くんのところへ戻った


「"わかった"って。でも、会場は私の部屋じゃ駄目って言われた。…私の部屋でやるなら、葉音の部屋にしろって言われた」


意味不明だったが、じゃないと行かないって言われそうだったから、何も言わずに了承してきた



「美羽の部屋に入れたくないんだね…自分以外の男を」

「つまり…俺を?」

「そうそう」



私が報告すると、2人は生暖かい目で葉音を見ながら、私に聞こえないくらい小さな声で会話をしていた


そんな2人の横で私は来週のことで頭がいっぱいになっていた

ふふっ
来週楽しみだなぁ