「あ、瑞希!欲しいものある?」 さっきまで、謝っていた栗林くんが瑞希に言った 「特に…無い。なんで?」 ちょっと照れながら言う栗林くんに対して、瑞希はあっさり答える 「なんでって…来週、誕生日だろ?」 え? そうなの? 「知らなかった!瑞希、いつ誕生日なの?」 大切な友達の誕生日を知らないなんて、私としたことが… 「来週の27日。言われるまで忘れてたわ」 来週の27日… ん? どっかで見た数字の並び…