「ふにゅ…」


まだ寝ぼけ眼の胡桃が入ってきた。

か、かわいい…!!!!


「円早起きだねー…」

「そ、そだね」

もう同じ過ちはしない!!早起きした事にする!!


「そーいえば胡桃、唯斗先輩の隣でよく寝れた??」

「え、唯斗??隣??」

急に目を見開いた胡桃。気付いてなかった??

「胡桃と唯斗先輩、同じ布団で寝てたんだよ??」

「え、ちょっ…嘘で…しょ??」

「嘘つくとでも??」

あたしがそう言うと、胡桃の顔はカァッと赤くなった。

…さっきの飛鳥もこんな気持ちだったのかな!?


「でも私、一緒に寝た記憶ないよ…??」

そりゃそーだ。メイドさんの仕業だもん。


「うーん…私と唯斗が??」

「さては胡桃、あたしの言葉全然信じてないな??」

「うん」

「即答ですか!!」

まぁいっか、って言おうとしたその時。


「どうぇぇぇぇぇぇ!?」

「「っ!?」」

皆が寝てる部屋の方から凄まじい声が聞こえた。


「これは…皆起きたね」

「早く出ないと!!」

「てゆーか今の叫び声、唯斗の声なんだけど…」

「ほぉーう??」

「な、何…??」

「何でもございませーん☆」

気付いたのね、一緒に寝てた事に。