バドの横に立ち、魔力を放っているのはヴラドだった。
魔力を失い人間になったはずのヴラドがなぜ……。
ヴラドが加わったことにより、力の強さは逆転した。
どんどんヴラドとバドの力が大きくなり、キルリアは圧倒されていく一方だった。
ついに蒼と緑が重なった光の魔力は、キルリアの手の先まで迫ってきた。
「ちっ!」
キルリアは持てる力を出し切ってヴラドとバドの光の魔力を弾き飛ばし消滅させると、不利な立場を悟り、いち早く風に乗って消えた。
「追いますか!?」
消えたキルリアを見るなりバドが叫んだ。
「いや……無理に追うな」
ヴラドは肩で息をしながら言った。
今の状態で追いかけても、確実に勝てるとは言い切れない。
「それより今は……」
魔力を失い人間になったはずのヴラドがなぜ……。
ヴラドが加わったことにより、力の強さは逆転した。
どんどんヴラドとバドの力が大きくなり、キルリアは圧倒されていく一方だった。
ついに蒼と緑が重なった光の魔力は、キルリアの手の先まで迫ってきた。
「ちっ!」
キルリアは持てる力を出し切ってヴラドとバドの光の魔力を弾き飛ばし消滅させると、不利な立場を悟り、いち早く風に乗って消えた。
「追いますか!?」
消えたキルリアを見るなりバドが叫んだ。
「いや……無理に追うな」
ヴラドは肩で息をしながら言った。
今の状態で追いかけても、確実に勝てるとは言い切れない。
「それより今は……」



