キルリアの剣が、レオの頭上を掠めたその時――。
キーンという甲高い音と共に、剣が弾き飛ばされた。
レオは驚いて、地面に叩きつけられ、音を立てて転がっていく剣の行先を目で追った。
なぜ? 一体、誰が。
レオが視線を上げると、そこにはヴラドとバドが立っていた。
「ど…して……」
言葉を発することも体力を消耗し、負担がかかるレオは掠れた声で言った。
「これはこれは。兄上ではないか。
わが子可愛さに考えなしで人間界へ来たとお見受けした。
しかし、血の儀式で力の弱っている執事に、魔力を失い人間に成り下がった兄上では、俺の敵ではない!」
キルリアはレオに向けて放った以上の光の魔力を二人にぶつけた。
バドがすかさずヴラドを守るように、同じく緑色の光の魔力で応戦する。
キルリアとバドの力はしばらく拮抗(きっこう)していたが、バドの額から一滴の汗が流れた。
キーンという甲高い音と共に、剣が弾き飛ばされた。
レオは驚いて、地面に叩きつけられ、音を立てて転がっていく剣の行先を目で追った。
なぜ? 一体、誰が。
レオが視線を上げると、そこにはヴラドとバドが立っていた。
「ど…して……」
言葉を発することも体力を消耗し、負担がかかるレオは掠れた声で言った。
「これはこれは。兄上ではないか。
わが子可愛さに考えなしで人間界へ来たとお見受けした。
しかし、血の儀式で力の弱っている執事に、魔力を失い人間に成り下がった兄上では、俺の敵ではない!」
キルリアはレオに向けて放った以上の光の魔力を二人にぶつけた。
バドがすかさずヴラドを守るように、同じく緑色の光の魔力で応戦する。
キルリアとバドの力はしばらく拮抗(きっこう)していたが、バドの額から一滴の汗が流れた。



