ヴァンパイア王子~覚醒のblood~

「CDを渡したら、俺が送っていく」


レオは茜の肩に手を置き、自分の胸に手繰り寄せるようにぐっと抱きしめた。


茜は心臓が爆発するかと思うくらいドキドキした。


假屋崎に腰を回された時には全く感じなかった胸のときめきだ。


顔を真っ赤にさせ、俯いて前を見ることさえできない。


この胸のドキドキが、緊張が、レオに伝わらないことを祈った。


「勝手にすればいい」


假屋崎はふんっと言って顔を背けると、スタスタと歩き去っていってしまった。