「まあ、マサもあたしも専門学校だったから、あんまりそういう大学生独特のノリは分からないかも」
「ですよね。私もしまったな、って思いました」
苦笑して、和美ちゃんが枝豆をつまむ。
あたしはいつもの調子で頼んでしまったナス焼きと漬物と焼き鳥を一つずつ頬張る。
「そう言えば、和美ちゃんって何学部なの?」
「私ですか? 教育学部です」
「ええっ」
思わず、ビールを噴き出してしまいそうになる。
何よ。こんな近くにも教育関係の人が居るんじゃないの。
「な、何年生だっけ」
「今二年です」
……って事は宗司さんとの接点はないわね?



