…ゆっくりと幕が上がる。
あたしの出番はまだまだ。
「シンデレラ、シンデレラ。早く来なさい。」
…出た。里穂の超冷徹継母。
「はい、お母様。」
「私に2回も名前を呼ばせないで。
あなたの仕事はまずこの服の洗濯、大広間の掃除に私の部屋の掃除。
そしてランチの準備よ。分かった?」
「分かりました。」
…里穂…メイクのせいで余計怖い。
綺麗だから余計…怖い。
「里穂の継母怖ぇなぁ…。」
「分かる。あたしも全く同じこと思ってた。」
「つーか今更だけど魔法使いとかマジだる…。」
「ホントに今更なんだけど…っていうか何言ってんの!?」
「だるくね?何が楽しくてシンデレラに魔法をかけてやるんだか…。」
「何が楽しくてって…そりゃシンデレラに幸せになってもらいたくて…。」
「そっこが分かんねーんだよ。
なんで自分の手で幸せにしてやんねぇのかなって。」
「はぁ?」
「俺ならシンデレラを行かせねぇって話。」
「行かせない…?」
「っと俺、そろそろ出番だ。向こうの舞台袖行ってくる。」
「あ、うん。頑張ってね!!」
…瞬の言葉の意味が全然分からなかった。
なんでシンデレラを行かせないの…?
王子様にあげちゃうのが嫌だから…?
ってことは瞬の好きな子って…やっぱり…。
あたしの出番はまだまだ。
「シンデレラ、シンデレラ。早く来なさい。」
…出た。里穂の超冷徹継母。
「はい、お母様。」
「私に2回も名前を呼ばせないで。
あなたの仕事はまずこの服の洗濯、大広間の掃除に私の部屋の掃除。
そしてランチの準備よ。分かった?」
「分かりました。」
…里穂…メイクのせいで余計怖い。
綺麗だから余計…怖い。
「里穂の継母怖ぇなぁ…。」
「分かる。あたしも全く同じこと思ってた。」
「つーか今更だけど魔法使いとかマジだる…。」
「ホントに今更なんだけど…っていうか何言ってんの!?」
「だるくね?何が楽しくてシンデレラに魔法をかけてやるんだか…。」
「何が楽しくてって…そりゃシンデレラに幸せになってもらいたくて…。」
「そっこが分かんねーんだよ。
なんで自分の手で幸せにしてやんねぇのかなって。」
「はぁ?」
「俺ならシンデレラを行かせねぇって話。」
「行かせない…?」
「っと俺、そろそろ出番だ。向こうの舞台袖行ってくる。」
「あ、うん。頑張ってね!!」
…瞬の言葉の意味が全然分からなかった。
なんでシンデレラを行かせないの…?
王子様にあげちゃうのが嫌だから…?
ってことは瞬の好きな子って…やっぱり…。



