次の日の朝。
いつの間にか寝ていた石垣だが、カーテン丸開きの為朝日に無理やり叩き起こされた。
「ん……朝か……」
少しまだ早いが、珍しく二度寝する気にもなれない。
寝起きとは言え、昨日の感覚がまだ残っているからだ。
「テレビテレビと……」
この時間でやってるのはニュースくらいなもの。
暇を持て余し、ゆったりと優雅に時間を過ごす。
コポポポポ……
この様に滅多に飲まない朝のコーヒーを楽しんだりし、心身共に癒やしを味わい、リフレッシュさせる。
「ふう……時間だ」
今日この手でこの体で天崎を抱き締める。
分かりきった、100%実現する出来事。
朝風呂も済ませたし、着て行く服も生乾きではないか何度も嗅ぎ、エチケットを強く意識したまま家を後にした



