――以上がこのドラマに関わる、役を演じる者達。
一通りの各初撮りは、済んだ形となる。
笑顔で優しい天崎優。
不思議なオーラの佐々木栄子。
脳天気で気さくなシロ太。
偉そうだけど実はそうでないKAYA。
顔は怖いが意外と優しい遠山晴夫。
まだ一度も絡んだ事ない坂西徹。
これが、ここ数日間関わりのあった人物全てだ。
石垣は馴染みの布団に寝っ転がり、天井を眺めながら考える。
他の人達には、自分はどう映っているのだろうか?
真面目?
緊張してる新人?
特に普通?
そうじゃないだろ。
これでもドラマの主人公を務める存在なんだから、もっと堂々と演技をしなければいけない。
迷惑は掛けてはいけないのはさながら、良く見られたいと言う気持ちもある。
特に天崎には……
ん……?
何で天崎に??
何故……だろう…………
自分でもワケが分からず、今日もいつの間にか夢の中にいざなわれるのであった