ドラマチックスイートハート


「……」









緊張感MAX寸前。


控え室で、ひたすら共演者を待っていた。









一番に到着した石垣だが、既にメインキャストの何人かは集まり、挨拶も一通り済ませていた。










幸いな事に、今回のドラマの共演者には天崎優を越える有名人はおらず、演技に関しても自分と同じくらいのレベルじゃないかと、そう思わせる人達が多い。










芸能人の起用もあり、演技を中心でテレビに出ているワケじゃないと思うと、心が少し軽くなる。











だが、そうは言ってもテレビに出るのが慣れっこの芸能人達。


それなりのオーラがある。











それが、石垣を緊張に追い込む理由の1つと、更に大女優が来たらこれよりどんな巨大なオーラで威圧されるかと思うと、心配でならなかった。












「うう……」











胃が痛い……気がする。










でも下手にトイレに行って、出て来たとこに初対面と言うのもヤダ……と、どうでもいい心配を考えていた。










……









水だけなら……

いいな……









確か、この控え室に来る途中、水飲み場らしきとこがあったのを覚えてる。










喉を潤す程度ならいいかと、この部屋を出る決意をした