背を向けたまま、たじたじな俺の行動や口調に、クスッと笑う奈緒の声とともに

後ろからギュッと抱きしめられ思わず心臓がバクバクしてしまう。



奈緒:「あの…えっと、…ずっと恭の隣にいさせて下さい。」




聞きなれない奈緒の"恭"に激しさを増す心臓の音と真っ赤になる俺。




やばい……………






嬉しすぎる……………。







んで、情けないほどに真っ赤な自分が恥ずかしい




しっかりしろ、俺!





バッと振り返り、ギュッと抱きしめ返す。




無意識にこぼれてしまう笑顔と、これ以上にない幸せが…


この先ずっと俺の腕の中に在るなんて。





忘れないでおこう。





この日を。







これから先、何があったって、俺には奈緒が必要なんだ。




こんな言葉、なかなか言えないけど


恥ずかしいんだが



伝えたい






「奈緒、好きだ!!……。」





…愛…してる。







最後の言葉はやっぱり恥ずかしくて言えなかったが………






どうか伝わってくれ…。





言葉にできないこの気持ちを全部!!!