「晃様は悲しくないんですかっ!?
旦那様が亡くなられたと
いうのに!!」


晃様はピクリと動きを止めた。


そして、振り返り、私を見る。


それはすごく冷めた目をして
いた。


「そりゃ、悲しいよ?
大切な家族を失ったんだから」


私はゾクッと寒気が走った。