「誰だてめえ。」 そう言ったはずなのに、返ってきた言葉は 「…おはよ?」 …なんだこの女。 顔は、文句のつけようがないほど整ってる。 肩は、折れそうなほど華奢。 脱ぎかけのブラウスの隙間から下着が見える。 「…服は?」 そう尋ねると「忘れてた」と言わんばかりの表情をしていそいそと着替えだした。 ……ここに、男がいるんだぞ? あまりにも無防備で、心配になった。 ――と同時に、軽く欲情を覚えた。