上がってみると、ベッドに寄り掛かって玲がテレビを見てた。 ばふっ――― ベッドに飛び込むと、玲がチラリとあたしを見る。 「……手紙、とって。」 「ん。」 今なら、読めるかも。 カサッ…… 「……それ、何語?」 「ドイツ語、かな。」 中身をチラッと見た玲だったけど、読めないからか目を逸らしてテレビに戻った。