「ほなまたな〜お姉様方っ♪」

「「「はぁ〜いっバイバイ、竜馬ちゃ〜んっ♪」」」

投げキッスの嵐を、お客さん達にお見舞いする竜馬。
完全に、こいつだけここに来る意味が違くなってるぞ、おい。

俺は呆れ果てながらも、3人を見送り終えた。

「ふぅー…さ て と。働きますか」

ため息とともに、気合いを入れ直した。

「そっスね!!今日は他のバイトさんも来ないっぽいし、マスターの妹さんもお出かけっスから!!俺達が働きまくりましょーっス!!」

俺の言葉…聞いてたのかよ…(汗)

「そ、そーだな。んじゃ俺は時間ギリギリまで残るわ」

「俺も!!明日は朝練も無いっスから、大丈夫っス!!」

ニィッと笑う磨緒を見て、ちょっとだけ…元気で羨ましいな、と思った。