ラヴァーズ・インザ・ダストボックス
恋愛(その他)
完
0
- 作品番号
- 57730
- 最終更新
- 2009/08/19
- 総文字数
- 20,823
- ページ数
- 58ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 10,629
- いいね数
- 0
僕には忘れえぬいくつかのシーンがある
想いを蘇らせては
悲しくなったり
寂しくなったり
それでも僕は忘れない
それらを抱えて明日へ向かうんだ
※
短編集
※
2008.02.22 完
※
2008.03.10 一部改訂
※
2009.08.19 レイアウト修正
この作品のレビュー
とっても素敵で詩的な短編集 たとえ未練でも 強がりでも 情けなくたって 愛する気持ちは美しい だってそれは 真実だから…
時に冷たい雨は優しく濡らし、時に暖かい陽射しは刺すように降り注ぐ。 まるで幼い頃に夢中で覗き込んだカレイドスコープのような断片が心に響く物語。 決して、激しくはないけれど静かに揺れる水面の如く、波紋は拡がる。 さぁ、どうしてくれようか? 何度も反芻したくなるばかりだ。あの頃のカレイドスコープのように。
・ 真っ白い部屋がある。 そこには、沢山のポストカードが貼られていて、 私の目はその一枚一枚に見とれていた。 そこに写っているものは、 どこにでもある駅や、アパートメントや、公園や、海・・・ のはずなのに、 そこに漂っている時間は、色は、音は、空気は、 例えようもないくらい素敵で、どこか懐かしくて、 私は思わず心を奪われてしまった。 自分の過去をこんな風に切り取る事が出来たなら、 どんなにいいだろう。 私の過去をこんな風に写してもらえるものならば、 私は、どんな物でも喜んで差し出すだろう。 またいつか立ち寄った時、 ポストカードは増えているだろうか。 それを楽しみに、わたしはまたここを訪れるだろう。
この作品の感想ノート
>蜘蛛谷レンズさん
はじめまして。
タイトルに惹かれてですか、ありがとうございます。
この作品に感想を頂くのは久しぶりでして、とても嬉しいですね。
さらには素敵なレビューまで!
訳が判らないなんて、そんなことないのです。
内容も気に入って頂けたみたいで、本当に嬉しいですよ。
こちらこそ、ありがとうございました。
はじめまして。
タイトルに惹かれ、ふらっと立ち寄ったらなんとも素敵な物語にどっぷりハマり込んでしまいました。
勢いで訳の判らないレビューまで投下してしまいました。ごめんなさい。
とっても好きな文章です。あぁ、出会えて良かった。
本当有り難うございます。
>KIYOLAさん
読んでいただいて、ありがとうございます。
素敵なレビューも嬉しいです!
漂う時間、色、音、空気…感じて貰えたなら、とても嬉しいですね。
叙情性を求めているのですが、そちらを前面に出している分、情景描写は少なくしています。
より良いバランスで書きたいのですが、自分は未熟なので(笑)
喫茶店でお会いした時は、よろしくお願いしますね。
本当にありがとうございました。
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