「……ここどこ」
連れて来られた場所は
静かなカフェだった
「俺の家…早く入って」
引きずられるようにして
机に座った
「ちゃんと話せ…
んで解決方法考えっぞ」
優しい言葉使いじゃないのに
どこか暖かい言葉に
私の涙腺はもう
無くなったようなモノだった
今までの事、
永の病気の事、
全部話した
今の気持ち………
永が大切って事も
強くなりたいって事も
ただ頷いて刹那は
私の話を聞き続けた
「お前が弱いから
何も進まねーんだよ
お前がその幼なじみを
傷つけてんだ
そんくらい理解しろ」
一番言われたくない言葉
酷い言葉だけどソレが事実で
私はこの言葉が欲しかったのか

