~四季恋~






目をこすって
一階に降りていく






「ん……永お帰り~
今寝てたとこ~

ふあ~ぁ……」






ワザとらしくあくびをして、
涙を隠そうとする






「魅散……どうしたの?
何かあった?」






「何にも無いよ?
私っ……ただ……」








ああ、神様

私はどうして
嘘が上手につけないの?


嘘で人を守ってあげることも
何にも出来ないよ……








「話、しよっか」







私は永に手を引かれ、
部屋に戻った