「じゃあ、俺が先に登ろ」 永は、太い桜の枝を掴み、 ぐいっと上に上がった 「…………ょっ」 猫みたいなやつ…♪ 見上げると、永が 少し女の子っぽい顔で 私を見下ろしていた… 「早く来いよ」 「今行くっ!」 思ったより登りにくそう;