そばに居てって、
目で訴えるような…
そんな顔されたら、
残るしかないじゃん…!!
そういえば…
「あ、花火だ!!」
さっきから気になってた
ベットのすみにおいてある
線香花火
あんまり量が無いから、
永が自分で買ったのかな?
「ぁあ…それ?」
「うん!ねぇねえ、それ
私にも少し分けてよ!!」
線香花火とか楽しそう!
せっかく夏だし…良いかな?
「なんか俺…バツ悪いなぁ
俺から誘いたかったのに…」
「へ?」
「や、なんでも無い」
「ねね、いいの?」
「ん、いいよ?今日やろっか」
「やったぁ!!」
嬉しくて笑うと、
永も微笑みながら目を伏せた

