~四季恋~

永side









…そっかぁ






疲れてるなら仕方ないよね…






一緒に行けなかったから
魅散とやろうと思ってた
この花火…



無駄になっちゃったかな









「…また空回り…だね」






線香花火を握りしめて、
俺は涙をこらえてた






…こんな体じゃ無かったら






ホント俺、馬鹿だよな






魅散が俺みたいな奴なんか
相手にするはずない



わかってるんだ




でも…












最後に…一度でいいから



二人で過ごしたいなんて
俺は我が儘だな…