どのくらい時間がたったのだろうか? やっと離してくれた顔。 そしてすぐさま反応を伺う。 最中は黄色い声が聞こえていたのは聞こえていた。 『こっちが恥ずかしいじゃない』 『大胆というかなんというか』 見渡す限り皆はフリだということには気づいていないのか、顔が赤い。ついでにいえば、わたしも。 「――ッ」 な、な 何考えてるのほんとに…… 『……負けた、よね』