「お前に迷惑掛けるつもりはねぇんだ。…なのに、」 橘君は言葉を切って、すまなそうな顔をする。 そんな風に思ってくれていたの? 「気にしないで下さい!迷惑だなんて思っていません」 イライラしてる橘君は確かに怖かったけど、勉強を教えることに嫌気は感じなかった。 「…ほんとに?」 小さな声で聞いてくる橘君がなんだか可愛く見えて、思わず笑ってしまった。 「はい!一緒に勉強しましょう」