すぐ側に居る瀬良はゆっくりと瞼を閉じる。 あたしの右手を握っている。瀬良がよく眠れるよう、あたしは瀬良が好きなあの歌を唄おうと思った。 静かに、起こさないように静かに。 満月の月明かりに降る雪。 掻き消されないように。