月の下でキスと罰を。

その他

蒼山 螢/著
月の下でキスと罰を。
作品番号
572577
最終更新
2012/01/10
総文字数
24,993
ページ数
88ページ
ステータス
完結
PV数
36,995
いいね数
0
すべすべした白い肌

ふんだんな黒髪


あたしは人形。


小さめの胸と、

枝のような手足と。

オニキスが使われた瞳の、


あたしは人形。



※ストーリー中に出てくる曲
「Vladimir Vavilov/Ave Maria」

*****************

やりたい放題。

ST  2011/04/07
END 2011/04/08 

■レビューありがとうございます!
魅洛 様
真亜耶 様
いいよ 様

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この作品のレビュー

★★★★★
2011/04/21 11:07
投稿者: 櫻いいよ さん
見えない涙

気がついたときには、人形だった。 動くことも話すこともできないけれど、だけど想いだけはそこにあった。 心を持つ人形と。 心を失おうとする人形師。 人形から見た彼と、彼を取り巻くその世界の中で、ただ彼を想いながら彼の幸せを祈りながらそこに有り続けた。 彼の出会った三人の人たち。傷付きたくないから、時に人は自ら自分を傷つけてしまう。 人は変わって行く。 心も体も変わって行く。 誰もそこから逃げ出せない。 哀れで、悲しく、だけど純粋で綺麗な、そんな人形師を 唯ひたすらに、心いっぱいで愛した人形の物語り。 ゆったりと、静かに動くストーリーの中の、激しい想いが心に小さな傷跡をそっと残していくような、だけど心地良い余韻を感じました。 是非ご一読を。

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★★★★★
2011/04/10 16:08
投稿者: 千原 奏実 さん
世界に飲み込まれて。

"月"に招かれるように、この作品の世界に飲み込まれていきました。 繊細な描写と、ファンタスティックな設定が、とても切なくて。 だからこそドールの美しさが引き立ち、何ともいえない世界が広がっていきます。 月明かりに照らされる、ドールと人形師と涙。 想像をすると鳥肌が立ちました、それはあまりにも美しくて。 "彼"の気持ちでさえ、あまりにも無機質で人間らしいから だからこそ この物語は切なく、哀しい。 言葉では説明出来ないほどに美しく哀しく、そして愛おしくて。 本当に素敵なお話です、ありがとうございました。

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★★★★★
2011/04/10 01:48
投稿者: 魅洛 さん

もうっ!!すごく良かった(>_<)とにかく感動しました☆の一言です!! 文章もさることながら、内容も斬新で読んでいてずっとドキドキが止まらなかったです!! 可愛いけど、切なくて、切なくて読み終わって号泣してしまいました。 こんなに読者に感動を与えられるのは素晴らしいと思います。。。

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この作品の感想ノート

>夢幻キリコ様
含ませた終わりにして、投げっぱなしな感じもしたんですが
読み手側に全部想像して貰って、
それで完成で良いと思っています。
よくある設定とテーマだと思いますが、
書いてみたかったんですよね。
読んでいただき、ありがとうございました。

2013/02/20 11:45

真亜耶 さま
わぁ、素敵レビューまで、ありがとうございます!
好き勝手やりたい放題で書いたものなんですが、
気持ち悪くてすみません(汗

とても読み込んでくださったんですね、凄く嬉しいです。
人形と人形師のお話は、以前から書きたいと思っていたものでした。
目線をどっちにするかで悩んだんですけれど。
ドールも好きで。カタンドールや恋月姫さんとか。

個人的には100ページ前後のお話になることが多く、
それを肉付けして長編になったりします。

朽ちない、変化しない、ずっと永遠に無くならない存在って
すごい絶対的で、自分も求めてしまうなぁって思った所から
できたお話でした。

先週、大きな余震が来たので怖い思いをしましたが、
体調を自己管理して乗り切らないとダメだなぁって
思っています。
お気遣いありがとうございます。嬉しいですーっ

2011/04/11 10:39

魅洛 さま
読んでいただいてありがとうございます。
レビューまで、嬉しいです~っ
わぁ、ファンポチもありがとうございます。

なんか変な話でしたが、大丈夫でしたでしょうか(汗
ありがとうございました!

2011/04/11 10:22

この作品のひとこと感想

すべての感想数:2

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