――


それから二日後、何事もなかったかのように朔は登校してきた。


だから私も普通にしている。顔は引きつっているのだが。


「仁……あれどうにかならないの?」


「俺、知らない」


行事などどうでもいい二人を差し置いて着々と話し合いを進めていく三人。


和気藹々と話し合っている。


「心菜。青春病くんとはどう?」


「普通」


「楽しい?」


「楽しい……かな?急にどうしたの」


「暇だから話題ないかと思って」


気だるそうに話題を提供されても弾むわけがない。


でも、それほどまでにどうでもよくて暇だと言う事が分かった。


ようやく話を終えれば解散を始める三人。


「先輩、帰りましょう」


わざわざ私と仁の間に割って入ってくる。


前にもこんなことあったような、なかったような……何にせよ。早く帰りたい。うん。とだけ返事をして歩き始めたのだった。