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付き合うって何をするものだろうか?


ふと、そんな事を思った。思っている内に夏が過ぎるのだから時間と言うものは怖いと思う。


いつの間にか奴のパーカーが復活する季節までやってきていたのだった。


と言っても、私にはまだ蒸し暑く感じるのだが。


だから帰るのダルいなー。と思いながら校内にある自販機前のベンチに座っている人に近寄った。


「朔(さく)」


後ろから名前を呼ぶも聞こえてないようだった。


ヘッドフォン……音楽聴いてるんだ。珍しい。


気付いてもらうためにもパーカーのフードをクイクイっと引っ張った。


「あ……ここちゃん先輩」


ヘッドフォンを首に掛けながら、「来てたんですか?」と問い掛けるから頷いた。


未だに口調が変わらない。そのまま。私も名前を呼ぶようになったくらいの変化しかない
し、そんなことはどうだっていいんだけど。