『さよーなら』


響き渡るのはみんなの声。やっと…1日が終わった。待ち遠しくもあり、来てほしくなかった時間のお出ましだ。


「真尋、頑張ってね」


ニヤニヤしながらの祐李ちゃんに軽くうなずいておく。あーハイハイ、面白がるなっての。


「そういやサッカー部って……」


部室どこだっけ?とカバンと紙袋を持って立ち上がった時、


「浜崎ー、お呼びだぞ」


クラスの野球部男子から呼び止められた。