「またね」 「あぁ」 珠葵くんと別れ、学校に向かう。んだけど、しばらく歩いていたら… 「雅」 後ろから、少し掠れた声で、名前を呼ばれて振り返れば 「……友」 友がいた。 そして、 「ちょっと来て」 「学校…着いたらね」 「今」 「友、学校行こ」 友の手を掴み、学校に行こうとすると、逆に友に引っ張られた。