『今着いたよ』 とメールが入り、映画館がある階へと向かう。 瀬戸さんは壁に寄り掛かり、待っていた。 スーツに鞄を持って。 そして私を見つけると、優しい笑顔で右手を軽く上げ、近付いて来た。 「ごめんな、遅くなって。」 いつもと変わらず、優しく囁く。