俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。


気づいたら家を飛び出していた。


あたしには一匹狼が性にあってる。

仲間とか、あたしには合ってないから。


――その時。無我夢中に走っていると、肩が誰かの肩とぶつかった。



「痛ェな、お嬢ちゃん」



あたしがぶつかったのは、どうやらガラの悪いおじさん3人組の内の一人だったようだ。



「悪いけどオッサン。俺は男だ」


「あ?オッサン?」



見た目年齢は30代前半から後半。
サングラスをかけて、かこつけた奴等。


こんなオッサン3人ぐらい楽勝。

……そう思った時だった。


――ズキンッ…


ヤバい。熱、完全に治ってないのかも。


体が重いのは寝過ぎたせいだろうか、熱のせいだろうか、はたまた病み上がりのせいだろうか。