俺の愛も絆も、全部お前にくれてやる。


それを見てドクンと跳ねる心臓。



「つ、つーか。な、何しに来たんだよ」



噛み噛みだ、あたし。

なにテンパってんのさ、あたし。


ダサッ……



「何って……お見舞いに決まってんだろ?」



さも当たり前かのように言葉を返す遥。


ふと昨日見た夢を思い出した私の中で何かがプチと音を立てて切れた。



「あっそ。じゃあもう帰れよ」


「泉。それは失礼じゃないか?せっかく来てくれたのに」


「頼んでねぇーし!」



仲間なんて要らない。

友達なんて欲しくない。


絆なんて、信じない。



「これ以上俺に関わんな……!」



あたしに関わろうとしないで。

あたしの中に入って来ようとすんなよ。

あたしと絆をつくろうとすんな。


求めてないから。

邪魔なだけ。


裏切られて傷つきたくねぇーんだよ。